扁平足が身体に与える影響と、“裸足で動くこと“の重要性

扁平足が身体に与える影響と、“裸足で動くこと“の重要性


“足の悩み“が増えてきている現代。
「扁平足・魚の目・疲れやすさ・外反母趾・指が動きづらい」そんな悩みはあるけれど、放置している方は多いのではないでしょうか?

“インソールで無理やり矯正“
“より柔らかいクッションを“

はたして、一体何が正解なのでしょうか。

私たちは、毎日必ず「足」を使って生活しているのにも関わらず、その仕組みをほとんど理解していません。


そこで今回は、さまざまな足の不調の原因にもなっている“扁平足“について詳しく解説していきます。
 ら

【扁平足は鍛え直せるのか?】

「“扁平足は治らない“」と言われることがあります。

ー しかし、それは本当でしょうか。

結論からいえば、
骨格的に完全に変えられるかどうかは人にもよりますが、“筋肉で支えるアーチ”は鍛え直せる可能性が大いにあります。

そして、“裸足で足を動かす”ことが、その変化を後押しする方法として良いということが、世界中の研究や事例によって知られています。


本記事では、
①扁平足の本質
②現代人に扁平足が増えている理由
③アーチが崩れると何が起きるか
④裸足運動での事例やエビデンス
⑤開張足 → 外反母趾/内反小趾の流れ
⑥実際に変化を感じたユーザーの声
⑦BAREFOOが果たせる役割
までを一気にまとめました。


扁平足で悩む人、パフォーマンスを上げたい人、健康にこだわりたい人にとって“本質”の話になることでしょう。





【1. アーチは「足の三脚」である】

バランスが保たれる構造の“三脚“は、一本でも弱いと途端に不安定に、逆に三本が働けば、重いものでも安定します。

人間の足も似ていて、アーチは足のバランスを支える“三本脚” のようなもの。



アーチには以下の役割があります:
・バランス力
・着地衝撃の吸収
・推進力
・荷重の分散
・脳への神経伝達(感覚器)



(以下:特有の構造)

◾️トラス構造(衝撃吸収・荷重の分散)

荷重や衝撃に強い構造。
自身の体重や地面からの衝撃を足底腱膜の張力で吸収する。

◾️ウィンドラス機構(推進力の発生)
足底腱膜の伸張を地面を蹴る“推進力“に変換させる構造。


この言葉の通り、足のアーチは複数の小さな骨を筋肉と靭帯が立体的につなぎ成立する、人間の体を支える精密な構造です。


これによって、人間は脊椎動物で唯一“直立二足歩行”を可能にしています。




「足は人間工学の最高傑作であり、そしてまた芸術作品である。」
(The human foot is a masterpiece of engineering and a work of art.)

かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも、人間の足の構造についてこのような言葉を残しているほどです。



【2. 扁平足とは「アーチが機能しない状態」】


扁平足とは、アーチが低下し“平べったい足”になっている状態。


原因の大半は、

✔ 足裏の筋肉(内在筋)の低下

✔ 足指が使われていないことによる機能低下

と言われています。


つまり、“筋肉でアーチが支えられない状態” になっているのです。

(骨格的な扁平足もあるが、過半数は“機能的扁平足”)



【3. なぜ現代人は扁平足が増えているのか?】


最大の理由は足指を使わなくても歩けてしまう環境 にあると考えています。

足先まで厚底・クッションのある靴
坂も凸凹もない舗装路
デスクワーク中心の生活
裸足で動く時間が激減

良くも悪くも、現代のテクノロジーや移動手段の発達が“足が働く必要がない”環境 を作ってしまったのではないでしょうか。



実際に近年、

・子供たちの走り方を見ていると、“ジタバタ“「足をうまく使っていない走り方」をしている
・大人でも子供でも足指が動かない

そんな事例が多いと感じます。

足指が使えない → 内在筋が弱る → アーチがつぶれる
という流れは学術的に見ても非常に自然な流れです。



【4. 扁平足が招くトラブル】


あまり知られていませんが、扁平足は“足の形が悪いだけ”で終わりません

✔ 疲れやすい

※足裏の一点で体重を支えるため疲労が蓄積しやすい。
※推進力が自分の足で出しづらくなる

✔ 魚の目・タコ

※荷重が一点に集中して皮膚が固くなる。
※下がった骨が角質を圧迫。

✔ 姿勢の悪化

※足だけでバランスが取りづらくなり、反り腰・猫背・O脚・ストレートネックなど
“連鎖的に体全体が崩れる可能性”。

✔ 腰痛・膝痛

※アーチの崩れは運動能力・衝撃吸収力の低下を意味する。

✔ 転倒リスクの上昇

※バランス制御が弱くなる。

足は人間の体の土台なので、アーチの崩れは 全身トラブルにつながる“根本問題” なのです。



【5. アーチが崩れると「開張足 → 外反母趾 → 内反小趾」まで】



扁平足の人は“縦”のアーチだけでなく、“横”のアーチ(横アーチ)も弱っている可能性が。

すると、

開張足

前足部が横に広がる。中足骨が寝てしまい、足幅が広がる。

足幅が平たく広がると‥

外反母趾

母趾が外側に流れ、付け根に痛み。

内反小趾
小趾(小指)も内側に曲がりやすい。


の原因になってしまうことも少なくありません。


つまり、
扁平足 → 開張足 → 外反母趾/内反小趾
は一本の線でつながっているのです。

特に女性に多いトラブルですが、近年は男性にも増加しているようです。



【6. 裸足運動はアーチを“鍛え直せる”のか?】



● 【研究①】ミニマルシューズ6ヶ月 → 足裏筋力 +57%

では、
ミニマルシューズを日常使用した成人の
足指屈筋力:+57.4%

という大きな変化が確認された。

これはアーチを“支える筋肉”が強くなったことを示す。



● 【研究②】内在筋トレはアーチを改善する傾向

内側縦アーチの機能
足部の姿勢
動的安定性

に ポジティブな変化 が報告されている。



● 【研究③】子どもにミニマル環境 → アーチ整合性向上

2024年の研究(Journal of Sports Sciences)では、小学生がミニマルシューズを使うことでアーチ形状の整合性・筋肉サイズがアップ したとされる。



● 【実例】アラン・ウェッブ

アメリカ1500m走記録保持者。

高校生時代に重度の扁平足により、故障に悩まされていた。

しかし、裸足トレーニングとミニマル走法を取り入れ始め、足指や足裏の筋肉が強く働くようになった結果、アーチ“機能”を取り戻し、記録更新を繰り返した有名な例。



【7. 裸足運動はなぜ効果的なのか?】


裸足やミニマル環境では、クッションの影響を受けないため、“足本来の動き” が出やすいのです。


✔ 足指が地面をつかむ

✔ アーチのバネが働く

✔ 足裏全体で衝撃を吸収

✔ 微妙な地面情報を拾い、姿勢制御が上手くなる

✔ 足の内在筋が自然と活動する


この“使う”という動作こそが、アーチの再教育につながるのです。
要は、足の自然な筋トレのようなものでしょう。



【8. BAREFOOユーザーから届いている変化の声】
※効果の断定ではなく、あくまでBAREFOOユーザーの実際にいただいたレビューです。

「魚の目がなくなってきた」
「腰痛がいつの間にか気にならなくなった」
「ランニングのフォームが良くなったと周りに言われた」
「足指が動くようになった」


裸足運動の事例と照らし合わせると非常に自然な流れです。




【 9. BAREFOOは、裸足運動を「安全に」「日常的に」可能にする】


完全に裸足で歩くのは危険です。
ガラス、アスファルトの熱、突起物などリスクがあります。

だからこそ必要なのが、“裸足運動のメリット × 安全性” の両立。

それを実現するのがBAREFOOです。


✔ 足指が自由に動く

✔ 6mmソールで地面を感じられる

✔ 内在筋が働きやすい歩き方へ

✔ どんな足の形にもフィットする

✔ 裸足のリスクを排除し、メリットを


BAREFOOは、“足の本来ある力と、歩く・走ることの楽しさを再発見する”ことのできるサンダル です。


「もっと遠くまで、歩きたい」
「いろんな道を歩いてみたい」
「足を自由にするって気持ちいい」


そんな自分の身体と向き合う時間にさせてくれます。




【10. 「自分の足と向き合う」ことから始めよう】


「自分の足で、感じながら歩く。」





アーチは、ただの形ではなく、筋肉・靭帯・神経が連動して働く“機能”そのものです。

特別なトレーニングよりもまず

歩き方
足指の使い方
地面を感じる時間

それら日常を変えることが何よりも大切です。


あなたの足は、鍛えられる。
まずは、一歩から。