【日本の伝統の履き物】
日本の歴史の中で、「わらじ」は重要な履き物の一つでした。
奈良時代に中国から伝わったわら製の履き物が、平安時代には鼻緒をつま先で挟む形に改良され、現在の草履やわらじのもととなりました。
わらじは稲わらを編んで作られ、足に密着し、脱ぎ履きが簡単で、柔らかさや滑りにくさ、軽さを兼ね備えた優れた履き物でした。
ベアフーは、メキシコの民族が履く「ワラーチ」と呼ばれるサンダルをもとにして作られています。
ワラーチの語源は日本の「わらじ」で、江戸時代初期に日本の使節団がメキシコを訪れた際に、わらじを見て真似て作られたと言われています。
ベアフーは、二つの文化を取り入れ、現代のライフスタイルに合うようにデザインされた『現代のわらじ』です。
【屈強な日本人が好んだ「わらじ」】
わらじの利用場面と長距離移動
わらじは、さまざまな環境で重宝されてきました。
例えば、以下のような場面で活躍しました。
• 長距離を歩く
• 不整地を歩く
• 沢を歩く
• 山仕事をする
• 深雪を歩く
特に江戸時代には、庶民の間でも長距離の旅が盛んになり、わらじが広く使われるようになりました。
当時の書物には「わらじは値段を惜しまず、質の良いものを選ぶべき」と記されており、旅においてわらじの重要性がいかに高かったかがうかがえます。
【日本でわらじが普及した理由】
日本では、靴よりも草履やわらじといった履き物が発達しました。
その背景には、日本の文化や気候が関係しています。
1. 屋内で裸足になる文化
日本では屋内で靴を脱ぐ習慣が根付いていました。そのため、脱ぎ履きが簡単な履き物が求められました。
2. 高温多湿の気候
日本の夏は湿度が高く、靴を履くと足が蒸れやすいため、通気性の良い履き物が好まれました。わらじは通気性が良く、快適に歩くことができました。
3. 軽量で携帯しやすい
わらじは軽量で持ち運びやすく、傷んでも旅先で新しいものを手に入れやすかったため、旅人にとって便利な履き物でした。
【わらじが支えた日本の歩く文化】
わらじは、日本における長距離移動の中心的な存在でした。
特に、江戸時代には徒歩での移動が一般的であり、わらじがその文化を支えていました。
松尾芭蕉(1644~1694年)もまた、わらじに強いこだわりを持っていたと言われています。
彼が46歳で『おくのほそ道』の旅を成し遂げたのも、わらじがあったからこそでしょう。
わらじは、足にしっかりと固定されるため動きの自由度が高く、軽々とした歩行を可能にしました。
その軽さは携帯にも適しており、耐久性の面では宿場や茶屋ですぐに交換できたため、旅の途中で困ることは少なかったのです。
このように、日本の伝統的な履き物には、多くの知恵が詰まっています。
【BAREFOOで日本の歩く文化を取り戻そう】
ベアフーはわらじと同じように
・足にピッタリと密着するフィット感
・両足で約145g(25cm製品)という軽さ
・サンダルならではの通気性の良さ
・動きやすさ
・裸足感覚の楽しさと健康促進効果
を兼ね備えています。
日本の先人たちがわらじを履き、長距離を歩いたように、私たちもベアフーを履くことで歩く楽しさを再発見することができます。
現代の技術の進歩により、私たちの生活はますます便利で楽な方へと進んでいます。
しかし、長く続いていく人生の健康寿命に大切なのは、本来ある力をしっかりと使い、鍛え、培っていくことではないでしょうか。
ベアフーを通じて、日本の文化を感じ、裸足感覚の楽しさと健康の大切さをぜひ体感してみてください。
▼こちらの記事も是非ご覧ください。